50代という年齢だと「写真写りが悪いとか別にどうでもよくない?」って思われそうだけど、何歳になってもやっぱり写真写りがきれいなのがいいです。
今では誰もがカメラを常に携帯している状態だから、お出かけ先で「ここで写真とろっ」とか、「久々に会ったから写真とろー」とか、おばさん同士でも若い子たちのように写真を撮ります。
(スマホがない時代だったなら絶対にいま写真を撮ってないだろうなぁと思うこともしばしば。)
その後、写真が送られてくるんですよね。
なに、この写真の自分の顔・・・
そして写真写りの悪すぎる写真を見て思うこと。
鏡にうつる自分はまぁまぁなのに、「なんでスマホの画面にうつる自分はこんなに老けててブサイクなの?」
鏡に映る自分とスマホの自分はどちらが本物?
スマホ画面の自分と鏡の中の自分って明らかに顔が違います。
鏡の中の自分の方がぜったい、かわいい?きれい?とにかくマシですよね。
スマホの画面にうつった写真は削除→ゴミ箱。
スマホを見て「本当の私もっとかわいいし」ってほとんどの人が思うと思います。
そして「スマホの画面の私より鏡の私が実物だ」と。
そうです。
写真写りが悪すぎる自分にとって「本当の自分はスマホ画面じゃなく鏡の自分」なのです。
写真ではなく鏡に映る自分が本当の自分なのです。
なぜ写真より鏡の自分の方がかわいいの?
鏡に映る自分の顔より写真の自分は本当の自分の顔だと言われるのは、鏡では自分の顔が左右反転して映っているから。
鏡の中では、実際の右目は左目に実際の左目は右目に写っています。
写真では右目は右目、左目は左目として写ります。
だから本当の顔は写真に写った顔だということです。
でも明らかに写真の自分より鏡の自分の方がかわいく見える。
見慣れた自分が好き
それは、単純接触効果(ザイアンス効果)によるものだとよく言われますね。
単純接触効果とは「繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。」
毎日、朝起きたときから寝るまでに何度も見る鏡の中の自分の顔。
もう何十年も見慣れたその顔こそが自分の顔なんですね。
そして鏡の前では自分が良く見えるように無意識のうちに角度を調整して見たり、キメ顔をしたりしてると思います。
それに化粧をしてる時なんか自分の顔を鏡で確認しながら注視してるでしょう。
化粧をきれいにしあげるのだからそれはやっぱり自分にとってイケてる顔。
ブサイクな自分は認めない!
鏡とは左右が逆になっている写真はいつも見慣れた顔と微妙に違うから少し違和感がある。
(インカメラで撮った写真は少しどころかぜんぜん違う。)
インカメラの自撮りは広角レンズの作用で顔が面長になったり中心が大きくなったりするし、誰かが撮ってくれる他撮りなら、写真のシャッターを切るときに自分がどんな表情をしたかも確認できないし、自分が気に入ってる顔の角度に調整できない。
だから自分が思うような写真になってない確率が高い。
おまけに左右反転で鏡で見慣れた顔とは逆になっている。
だからやっぱり写真より鏡に映る自分が本当の自分なんですね。
写真か鏡どちらか結論
本当の自分は鏡か写真かどちらが本当?と知りたいのは、他人から見た時に自分はどのように見えてるのか知りたいからだと思います。
鏡で見たときのように他人からもかわいく見えてるのか、写真のようにブサイクに見えてるのか。
いくつになってもそれはとっても気になる問題です。
でも思ったんですが、写真写りが気に入っている人は写真写りが本当の自分。
そして写真写りが悪いと思っている人は鏡が本当の自分でいい。
写真って一瞬を切り取ったもの。
だから写真がブサイクな自分であっても、常にその顔その表情なわけないのだから。
自分の自信のある顔の角度やリラックスした自然な笑顔も他人は見てます。